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AFCチャンピオンズリーグとは

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AFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League、通称ACL)は、アジアサッカー連盟(AFC)が主催するクラブチームの国際大会であり、アジアの頂点を決める戦いです。

ヨーロッパのUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)に相当する大会で、アジア各国のリーグ戦やカップ戦を勝ち抜いた強豪クラブが競い合います。

ACLは2002年に現在のフォーマットへと移行し、それ以前のアジアクラブ選手権 や アジアカップウィナーズカップ などを統合する形で誕生しました。

大会はグループステージから始まり、各地域(東地区と西地区)に分かれて試合が行われるのが特徴です。

東アジアからはJリーグ(日本)、Kリーグ(韓国)、中超(中国)、Aリーグ(オーストラリア)などのクラブが参加し、西アジアからはサウジアラビア、イラン、UAEなどの強豪クラブが出場します。

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日本のJリーグからもACLにクラブが出場し、アジアの頂点を目指して戦っています。Jリーグからの出場枠は、国内リーグの成績やカップ戦の結果によって決まります。

通常、Jリーグの優勝チーム、準優勝チーム、天皇杯の優勝チーム が出場権を獲得し、さらにプレーオフを勝ち抜けば追加のクラブが本大会へ進出できます。

Jリーグ勢はACLでこれまでに多くの成功を収めてきました。2007年に浦和レッズが日本勢として初めてACLを制覇し、2008年にはガンバ大阪が優勝。

その後も2017年と2022年に浦和レッズがアジア王者となり、日本クラブの実力を示してきました。特に浦和レッズは、ACLでの活躍が国内外で高く評価され、アジア屈指のクラブとして認知されています。

しかし、ACLでの戦いはJリーグクラブにとって決して簡単なものではありません。まず、移動距離の問題が挙げられます。日本のクラブはACLに出場すると、中東や東南アジアへの長距離移動を頻繁に行う必要があり、日程の過密化とともにコンディション管理が非常に重要になります。

また、現地の環境(高温多湿や標高の高いスタジアム)に適応することも大きな課題となります。

ACLの優勝チームには、FIFAクラブワールドカップ(CWC)への出場権が与えられます。クラブワールドカップは、各大陸のチャンピオンが集まり、世界最強のクラブを決める大会です。

ACLの覇者としてCWCに出場することは、クラブにとって大きな名誉であり、世界のトップクラブと対戦する貴重な機会でもあります。

これまでに日本のクラブでクラブワールドカップに出場したのは、2007年の浦和レッズ、2008年のガンバ大阪、2018年の鹿島アントラーズ、そして2023年の浦和レッズなどがあります。

特に2016年には、鹿島アントラーズが南米王者アトレティコ・ナシオナルを破り決勝に進出し、レアル・マドリードと対戦するという歴史的快挙を成し遂げました。

決勝では敗れたものの、世界的なスター選手を擁するレアル・マドリード相手に善戦し、日本サッカーのレベルの高さを世界に示しました。